観光パンフレットの写真や映画などの撮影で使われることも多く、嵐山のシンボルとなっています。名前の由来は、夜空に浮かぶ月が橋を渡っているように見えたことから「くまなき月の渡るに似る」と言った亀山上皇の言葉だそうです。
渡月橋の基本情報
よみがな | とげつきょう |
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アクセス | 京都駅からJR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車 京都駅から京都市営バス28号系統「嵐山天龍寺前」下車 四条河原町から京都市営バス11号系統「嵐山天龍寺前」下車 三条京阪から京都市営バス11号系統「嵐山天龍寺前」下車 |
所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町付近 |
渡月橋の歴史
創始
承和年間(834~848年)に、空海の弟子である道昌が(現在の位置より上流に)架橋したのが始まりとされています。応仁の乱でも消失し、その後も何度か架け替えが行われています。
渡月橋の関連情報
渡月橋と嵐山
南北に架かる橋の北側は右京区嵯峨天龍寺、南側は西京区嵐山となっています。土産物屋が多く観光客で賑わっているのは北側なので、住所上は嵐山ではありませんが、今では渡月橋を中心とする観光地一帯が嵐山と呼ばれています。
大堰川と桂川
渡月橋が架かっている川の名前は、行政上は桂川で統一されていますが、通例として渡月橋を境に上流が大堰川、下流が桂川と名前が変わります。
嵐山公園
暖かい季節などはのんびり川を眺めていられる場所です。最近は人が少し多いかも。
渡月橋のライトアップ
現在の渡月橋は、証明設備の設置を義務づける法令の施行前の1934年に架けられたので、常設灯がありませんでした。今では橋の上流に設置されている小水力発電設備により、常設灯にほのかな明かりが灯っています。花灯路や紅葉の季節のライトアップとは違い、控えめななところが趣があって良い感じです。