醍醐寺

醍醐寺

醍醐寺は豊臣秀吉が桜の花見を楽しんだ場所として有名で、日本さくら名所百選にも選ばれています。京都の南に位置する世界遺産です。

醍醐寺の基本情報

よみがなだいごじ
建立年874年(貞観16年)
アクセス京都駅からJR東海道線または琵琶湖線「山科」(乗継ぎ)地下鉄東西線「醍醐」下車
京都駅からJR奈良線「六地蔵」(乗継ぎ)地下鉄東西線「醍醐」下車
三条京阪から地下鉄東西線「醍醐」下車
三条京阪から京阪バス86B系統「醍醐三宝院」下車
駐車場大型車(約8台収容) 2000円
普通車(約100台収容) 700円
拝観料拝観券(三宝院・霊宝館・伽藍)【通常期】 大人800円 中高生600円
拝観券(三宝院・霊宝館・伽藍)【春期・秋期】 大人1500円 中高生1000円
※春期・秋期…3/20〜5/15、10/15〜12/10
上醍醐入山料 大人600円 中高生400円
拝観券を持っている場合は 大人500円 中高生300円
拝観時間3/1〜12月第1日曜日 9:00〜17:00
12月第1日曜日の翌日〜2月末日 9:00〜16:30
※拝観券の発券は閉門1時間前まで(各所入場は閉門30分前まで)
住所〒601-1325 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
電話075-571-0002
公式サイトhttps://www.daigoji.or.jp

醍醐寺の歴史

創始

醍醐寺は874年(貞観16年)に聖宝(しょうぼう)が如意輪観音などを祀るお堂を建てたことに始まります。このお寺は権力者の命により建てられたものではありませんでした。参拝者が増えるに従い山の上にあるお寺では手狭になったこともあり926年(延長4年)に下醍醐寺が建立されました。

五重塔

醍醐寺の五重塔は朱雀天皇が父である醍醐天皇のゆかりの醍醐寺に五重塔を建てることを決意しました。この建築には時間がかかったようで五重塔の完成は着工開始から20年経った951年(天暦5年)になりました。この五重塔は立てられた当時のまま現存する京都で最も古い建物で、醍醐寺の中でも唯一建造時から残る建物です。

醍醐寺の境内

総門をくぐるとまっすぐ伸びる道の両脇に木々が並んでいて桜の季節には見事な景色になります。少し進むと唐門や庭園があります。三宝院庭園は残念ながらカメラ撮影禁止でした。

まっすぐ進んだ先には仁王門があって門の両脇にいる仁王が参拝者を待ち構えています。仁王門の先の下醍醐には金堂をはじめ建立当時のまま残る京都で一番古い建物である五重塔も見ることが出来ます。山の方へ進むと上醍醐となり、全体的に山の緑に囲まれた落ち着いた雰囲気の参道で醍醐水など様々な見所があります。

醍醐寺の関連情報

醍醐味の語源

醍醐(チーズのようなもの)は醸造過程の最上級の味を指す言葉だそうです。老人が山道の清水を飲んで「ああ醍醐味なるかな」という説話も引き合いに出されるようです。

平安時代後期に書かれた「醍醐寺縁起」の記述では、深草の貞観寺に寄宿していた聖宝は貞観寺の東の山に五色の雲がかかっているのを見て山に向かった。山道を行くと老翁が現れて湧き出る清水を飲んで「ああ醍醐味なるかな(これこそ醍醐味である)」と言った。聖宝が老翁と修行の活動拠点を探している話をすると老翁は自分はこの山の地主の神であることを明かして山に寺を建てて修行に励むのなら自分が守護神となると言った。平安時代後期の説話なので、「醍醐味」はその当時からすでに使われていた古い言葉のようです。

秀吉の花見

豊臣秀吉は1598年(慶長3年)3月15日に「醍醐の花見」を行いました。それにちなんで毎年4月の第2日曜日には豊太閤花見行列が行われ、秀吉に扮した行列が境内の桜並木を通ります。

五大力尊仁王会

毎年2月23日に行われる行事で「五大力さん」と呼ばれています。餅上げ力奉納があり男性は150Kg女性は90Kgの鏡餅を持ち上げて力を奉納して無病息災や身体堅固を祈願する行事です。ちなみに男性は15分、女性は8分が歴代記録だそうです。(2009年2月23日現在)

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